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ゾフルーザレビュー [編集]

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2019/01/03
カテゴリ: 医療 | タグ: ゾフルーザ バロキサビルマルボキシル インフルエンザ


インフルエンザA型にかかりました。

そうしたら、医者からゾフルーザを処方されたので、期待の新薬ということでレビューすることにしました。

発症編

2018年12月27日 疲労

仕事納め。終電がなくなるまで現場で上司に当たる人と仕事をした。

結果、終電を逃し、とりあえずびっくりドンキーで飯を食いながら夜中の3時までタクシーで帰ろうかどうしようかウダウダして、タクシーでの帰宅を決意

このとき、軽いだるけがあったが、仕事の疲れだと思った。だがそれよりも、今日から10連休という嬉しさに叫びたいほどテンションが上っていた。

(1月4日は平日だが、事前に休暇をとっているので10連休である)

2018年12月28日 薬膳鍋

世間とは一足早めのお休み。熟睡したおかげで、体力が戻った。

だが、只ならぬ寒気が襲う。風邪かもしれないので、いつも風邪を引いたら作っている生姜鍋の材料を買いに行く。

生姜4本、春菊10本、ネギ4本、大根1/3をミツカンの鶏しょうが鍋つゆで煮込む。大抵の風邪はこれで治る。

実際、12月中風邪の予兆を感じたらこれを食べて頑張ってきたのだから、鍋の効果には自身がある。

三食はこの鍋とご飯のみにし、安静に過ごす。

2018年12月29日 小さな異変

おかしい。効き目が無いどころか、症状が悪化している。

頭痛と悪寒もひどくなり、咳と鼻水が出るようになってきた。これは明らかに生姜とネギと大根が効いていない。

便の出も悪い。普通ならこれだけ野菜を食べれば緑の便がスッキリ出るのだが、まるで便秘だ。

具合が悪いままベッドに横になったり、椅子に座ってYouTubeで動画を見たりといった、ぼーっとした時間を過ごす。

まぁ、疲れと合併してより強い風邪になっているのだろうと思い、このときはあまり症状を重く見ていなかった。

2018年12月30日 衝撃

寝苦しく、3~5時間寝ては2~3時間起きてを繰り返す。

そして夕方、ふと現場のチャットから通知が来ていたことに気づく。こんな休日に仕事の話か、と嫌々見てみると、

なんと27日に終電がなくなるまで仕事をしていた上司がインフルエンザA型になった という報告だった。

まさか、と思い熱を測ってみると、 38.5度 。ただの風邪にしては不自然な高熱が始まっていた。

2018年12月31日 無気力

全くなんの気力も起きない。しかし、まだインフルエンザと決まったわけではないので、

とりあえず朝昼晩と、パブロンSゴールド2錠、バファリンプレミアム2錠、クールワンせき止めGX2錠を飲んだ。
(無闇な薬物併用は危険なので真似しないでください)

すると薬のおかげで少し症状が楽になる。悪寒と喉の痛みはどんどんひどくなるが、ある程度動けるようにはなった。

熱も一時的に37.5度ぐらいに下がったり、38.5度ぐらいに上がったりしている。

今日は友人と年越しそばを食べる約束をしていた。あえなく断ることも考えたが、近場の立ち食いそばでかけ蕎麦を食べて帰ることになった。

そして夜21時、某駅前の立ち食いそば屋にフルアーマー装備で入店。

友人とそばを食べる。

菌を撒かないように、そばを啜って口に入れてはマスクをつけムシャムシャ、
マスクを避けそばを啜って口に入れてはマスクをつけムシャムシャを繰り返して食べた

だが途中で突然食欲がなくなり、気分が悪くなったため、友人には悪いが急いで帰ることにした。

そして帰宅後、案の定病状が悪化。熱は 39.6度 に上がっていた。

(友人は僕の正面で食べたのだが、記事執筆現在、体に異変はなく正常らしい。よかった・・・)

治療編

2019年01月01日 投与開始

年が開け、熱は40度になったり39度になったりを繰り返していた。

普通はぐったりするものだが、なぜか少しだけテンションが上がっており、わりと動けた。

だが、なんだかんだ立ったり座ったりしていると腰や背中がすぐにしんどくなってきて、横にならないと辛かった。

インフルエンザは48時間あれば自然治癒するという知識を過信して耐えようと思っていたのだが、

流石に喉の痛みがピークで水も十分に飲めなくなっており、下痢による脱水症状が始まっていたので、救急外来に行くことを決意。

医者に行き、検査を受ける。すると医者から「インフルエンザ、A型確定ですー」、と断定された。

タミフルかリレンザが処方されるのかなと思っていたが、なんと処方されたのは 新薬「 ゾフルーザ 」だった

バロキサビルマルボキシル - Wikipedia

バロキサビルマルボキシル(Baloxavir marboxil)はA型・B型インフルエンザ治療薬。商品名は「ゾフルーザ」。

見に行く

早速昼に服用。自分は体重が80キロ以上あるため、4錠処方された。これを1度に飲んだ。

服用4時間経過

早速効果が現れた。悪寒が少しマシになったように思える。

座っているのさえ一苦労だったのに、それもあまり疲れを感じなくなってきた。

でもやっぱり、横になっていたほうが楽だ

服用6時間経過

喉の痛みが少しだけ軽くなった。そして食欲が戻ってきた!

腹が減り、鍋つゆのおじやと梅干しのおかゆをガツガツ食べた。

そして、4時間寝た。

服用10時間経過

熱が 37.5度 に下がった!

心なしか、悪寒も普通の風邪程度になったように思う。

服用12時間経過

明らかに元気が戻ってきた。節々の痛みと悪寒は未だに続いているが、

普通に日常生活を送れるぐらいに回復した。

熱は・・・なんと 平熱

服用15時間経過

なぜか、頭痛が復活し、熱も37.6度に戻った。 うそーん

そして強烈な眠気に襲われ、ベッドに体を預けた。

服用23時間経過

起きた。相当寝たように感じ、しかもなんだか、生まれ変わったような気分で目覚めた。

喉の痛みだけを残し、他の症状は全て無くなったように思った。

熱は平熱だし、頭痛も悪寒も節々の痛みも鼻水もない。

ゾフルーザの強力な効果を実感した。

総評

ゾフルーザは強力かつ即効性のあるインフルエンザ薬。

だが、咳・たん・喉の痛みは、結構残る。

あと、副作用かもしれないが、腹の調子がとても悪くなった。

少し心配なこと

ゾフルーザはタミフルなどとは違い、インフルエンザの増殖を抑える薬のため、

薬を飲んだ直後、体の中のウィルスが加速度的に死滅していったイメージだと思うのだが、

そんな効き方に関して、以下のような心配がある。

ゾフルーザは新薬なので、臨床実験以外の統計が乏しいため、一言に安全とは言い難い。

今後新たに悪い効果が発覚しないことを祈るばかりだが、とりあえずこれから2日間は人と距離をとり、安静にしようと思う。



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